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電子レンジの危険性   一般的に知られていない様々な健康被害

便利さと引き換えに失っているもの


電子レンジは日本人の生活には欠かせない家電のひとつとして、認知されています。
コンビニでも、職場の休憩室でも、電子レンジでお弁当を「チーン」して温めるのはごく日常の光景です。料理番組でも、電子レンジで下ごしらえをするのは当たり前のこととして行われています。

電子レンジの仕組みは、短い時間と少ないエネルギーで食品を温める革新的な技術であり、私たち人類の生活スタイルそのものを大きく変えました。長い時間縛られていた台所仕事の手間暇も軽減され、今となっては冷蔵庫や洗濯機と同様に、なくてはならないツールとなっています。

しかし、便利さと引き換えに健康を犠牲にしている可能性があることを知る人は、どれほどいるでしょうか。

安全性は証明されていない


食べ物を電子レンジでチンすると、マイクロ波が食物の水分子を1秒間に25億回振動させ、摩擦熱による熱を発生させます。
両手を激しくこすり合わせると熱くなる原理です。自然界では生じ得ない不自然なエネルギーです。

遺伝子組み換え作物同様、マイクロ波によって調理された食物への十分な研究はされておらず、安全性は実証されていません。旧ソビエトでは1976年に国家レベルで電子レンジの使用を禁止したと言われています。
危険性を指摘する研究や論文は複数存在しますが、家電メーカーはマスコミの巨大なスポンサーであるため、大手メディアで取り上げられることは決してありません。

電子レンジの原理の発見

軍事技術から生み出された


「ナチスドイツがロシアの侵略のために開発した」という一説も存在しますが、次の説が有力なようです。
1945年第二次世界大戦中、米国の軍需メーカーのレイセオン社で、レーダー開発を担当していた一人の技師によって発明されました。発明のきっかけとなるエピソードは、作業中にポケットの中に入れていたチョコバーが溶けたとか、操作中に食べ散らかしていたポップコーンが弾けたとか、諸々説があります。
いずれにせよ、電子レンジは調理機の開発によって生まれたものではなく、軍事技術から偶発的に生み出されたものということです。

普及した時期

発売当初の電子レンジはとても高価で、一般庶民に手が出せる価格ではありませんでした。1970年代後に市場に出され、一般家庭に普及し始めたのは1980年代です。
旧ソビエトが電子レンジの使用を禁止したと言われているのは1976年ですが、1990年代初頭に安全性の保障がされないまま、再び使用が認められたと言われています。それが事実であるならば、ゴルバチョフ書記長を中心に推進されたペレストロイカの時代であり、資本主義や自由競争が導入された流れからかもしれません。

電子レンジで食品が温まる仕組み

マイクロ波は1秒間に1億回~100億回、食物を強制的に振動させる


電子レンジの中には「マグネトン管」というものが入っており、そこから周波数2.45ギガヘルツの「マイクロ波」が庫内に照射されます。
マイクロ波は食物の水分子に直接作用します。強力な電磁放射線によって、食物の原子、分子、細胞は、1秒間に1億回から100億回転で、プラスとマイナスの電気が入れ替ります。強制的に激しく振動・回転させることで「摩擦熱」を生じ、食物の温度が上がります。周辺の分子構造は相当に破壊し、しばしば分子を引き裂くか、力づくで分裂させられます。
「このような暴力的で破壊的な力に耐えられる有機体の原子、分子、細胞など、たとえ低エネルギーのミリワット範囲内でも、またいかなる照射時間でも存在しない」とヘルテル博士(後述)は述べています。

電子レンジのもたらす害とは

マイクロ波による食物照射の研究は、ドイツと旧ソ連の研究者によって行われました。
・ドイツ:1942年~43年フンボルト大学で実施
・旧ソ連・ロシア: 1957年~現在に至るまで、ベラルーシ共和国のキンスク放射能工科学校と、ロシスカヤ自治共和国のラジャスタン放射能工科学校で調査研究を継続して実施

その両国の研究者が指摘する「電子レンジの食物に与える影響」は、3つのカテゴリーに分類されます

1. 発がん作用
2. 食物栄養の破壊
3. 被ばくによる生物学上の影響



1. 発がん作用
電子レンジ調理した食物は発がん物質に変化し、癌の原因となります。また、体内で代謝できない物質に変性し消化器疾患を引き起こしたり、泌尿器系、リンパ系などに悪影響を及ぼします。

2. 食物栄養の破壊
全ての食べ物において、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、基礎ミネラル分、脂肪動員成分の生体使用率(体が栄養素を利用する能力)が低下。様々な栄養素が破壊され、全ての食べ物において顕著な構造上の破壊も起きます

3. 被爆による生物学上の影響
作動する電子レンジのそばにいるだけで、マイクロ波に被爆します。被爆によって生体に様々な悪影響を及ぼします。影響を及ぼすのは血液やリンパ系、代謝や消化器系、中枢神経や自律神経系、ホルモン、精神面など多岐にわたります。

電子レンジの危険性を警告する書籍・研究・論文など

もみ消しされかかった研究も存在する


電子レンジの安全性に関する研究や実験は近年は行われておらず、インターネットの普及が十分でなかった時代のものが中心です。よって、ネット上で多数共有されている情報であっても、引用元が不明なものも少なくない状況です。船瀬俊介氏の著書「日本の真相2」や海外サイトから、信憑性の高そうな記事を引用させていただきました。

電子レンジで温めた輸血用血液の輸血で患者が死亡 /米国

1991年米国のオクラホマ州の病院で、患者ノーマ・レビ(Norma Levitt)さんは股関節の手術で急死した。患者には、電子レンジで温めた輸血用血液が輸血されていた。彼女の死後、家族は血液が非標準的な方法で血液を温めた過失を主張する訴訟を起こした。結果として原告の訴えは認められなかったが、電子レンジが血液に及ぼす影響について十分な検証はされていない。

ハンス・ウーリッヒ・ヘルテル博士 /スイス

・ ハンス・ウーリッヒ・ヘルテル博士(Dr.Hans Ulrich Hertel) は、スイス有数の食品会社勤務の食品専門科学者であった。(解雇され退職した)
・1991年、ローザンヌ大学教授と共同で電子レンジ調理食品の臨床研究を実施。共同執筆・出版した論文で「電子レンジで調理した食品は、従来の調理法による食品より危険である」「電子レンジは食物の栄養素を破壊し、料理を食べた人の血液を変化させ生理的退行を促す」と述べている

・1992年スイス連邦工科大学および大学生化学研究所のバーナードH.ブラン博士(Bernard H. Blanc)と共同研究を実施。普通に調理した食品と、電子レンジで調理した食品を被験者に摂取させ、摂取前後の血液を比較。電子レンジで調理した食品を食べたグループには明らかな異常が出現した。白血球増多症も起きていた。
・両博士の共同執筆により研究結果が発表された。「電子レンジからのマイクロ波エネルギーは、おそらく確実に、調理された食物を通じて食べた人に伝わる」「白血球の顕著な増加はマイクロ波によって生じた物質を摂取したことが原因である」と考察
・ヘルテル博士の研究は、トム・バレンタインの著書「SearchforHealth」に記載されている
・有力な貿易団体であるスイス電化製品協会(FEA)は、両博士の著書の出版を差し止め命令を出すよう提訴した。1993年ヘルテル博士に「営業妨害」による有罪判決と、出版差し止め命令が下った。
・その後何年も裁判で戦い、1998年オーストリアで逆転勝訴を勝ち取った。その後欧州人権裁判所は「表現の自由に反している」と認定し、スイス政府に損害賠償支払いを命じた

ジョセフ・メルコラ博士 (Joseph Mercola)/米国

・多くの書籍を出版している米国の代替医療の提唱者で、オステオパシー医。代替医療Webサイト「Mercola.com」運営者。反ワクチン、反GMOを提唱しているため、バッシングも受けている
・「How Your Microwave Oven Damages Your Health In Multiple Ways(電子レンジがどのようにあなたの健康を複数の方法で損なうか)」という記事を、2010.5.18に自身のウェブサイトに投稿。多数の論文や文献などを引用し、電磁波マイクロ波や電子レンジの使用に警鐘を鳴らしている

Mercola.comより引用(記事の内容の一部を加筆)

◆アトランティス・レイジング教育センターによる研究レポート(米国オレゴン州)   

ポートランドの代替医療書店「Atlantis Rising Educational Center」により、ロシア国内の研究の要約が出版された。(時期は不明。1998年との情報も)「電子レンジの使用により、動物性、植物性を問わず、ほとんどあらゆる食品中に発がん物質が発生した」と述べている。

◆Lita Lee(リタ・リー)博士

・1967年にコロラド大学ボルダー校で化学の博士号を取得した研究化学者で、現在は酵素療法を提唱している
・「Earthletter(アースレター)」1991年3月号・9月号や著書「Health Effects of Microwave Radiation(マイクロ波―電子レンジ調理の健康影響)」で、「電子レンジで食品に危険な発がん物質が発生する」と述べている

◆医学雑誌「Lancetランセット」1989年12月9日号

「乳幼児用粉ミルクを電子レンジで加熱すると、ある特定のトランスアミノ酸が合成シス異性体に変化した」「さらにLプロリンというアミノ酸の一種は、神経毒性と腎毒性があることで知られる異性体に変化した」「電子レンジで調理された食べ物を食べた人の血液中に化学作用の変化がみられ、特定の病気が発生していることは明らかだ」と掲載

◆「Journal of Agricultural and Food Chemistry(農業と食品化学誌)」1998年

「日本の研究で6分間のマイクロ波加熱により、ミルク中のB-12の30〜40パーセントが不活性形態に変化することが判明」と掲載

◆「Journal of Nutrition」2001 年

「ガンに対する有効成分であるニンニクのアリナーゼを不活性化するのには、わずか60秒のマイクロ波加熱で十分であった」と掲載

◆「Journal of Science of Food and Agriculture(食品と農業の科学誌)」2003年

スペインのムルシアMurciaで行われた研究によると、「電子レンジでブロッコリーは有益な抗酸化物質の最大97パーセントが失われることが判明。比較すると、蒸しブロッコリーではその抗酸化物質の喪失は11パーセント以下であった。フェノール化合物とグルコシノレートも減少したが、ミネラルレベルはそのままであった」と掲載

結局、行きつくところは「先人の知恵」


「疑わしきは使用せず」の姿勢で身を守る


電子レンジに警鐘を鳴らす学者は世界中におり、発がん性を始めとする様々な健康被害が指摘されていることはご理解いただけたかと思います。
企業側でない者の主張は大手メディアに取り上げられることはなく、ひっそりと情報発信するしかありません。
「国が許可しているんだから、危険なはずはない」と反論する方もおられるかと思います。
しかし、長期使用に対する研究データが存在しないことを考えると、安全性の証明が十分にされているとは言い難いと言えます。「危険性が証明されていない」ことは安全の証明にはなりません。一般の市民はGMOであっても、5Gであっても、「疑わしきは使用せず」の姿勢で身を守るしか方法がありません。

もし、電子レンジにより食品に発がん性が生じたり栄養破壊が起こるのが事実であるなら、オーガニックや自然栽培の農作物、良質な畜産物を選び、食品添加物や保存料を避ける食事を心がけても、その努力が無駄になってしまうと言えるのではないでしょうか。

「蒸す」という調理方法は安心・安全

一度便利なものを使い慣れてしまうと、手放すのは大変です。

しかし、古くから行われている「蒸す」という調理方法を見直してみると、意外と簡単に温めなおしができることに気が付きます。
蒸し器や無水鍋で蒸すと電子レンジよりも手間や時間は余計にかかります。でも栄養価を壊さない最も安心・安全な方法であり、とても美味しく温まります。結局先人の知恵に行きつくのです。

現在はインターネットで様々な調理方法が情報発信されているので、自分に合った方法を見つけるのがおすすめです。スチームオーブン「ニューグランシェフ」もマイクロ波を用いず保温できるためおすすめです。ぜひご検討ください。